公益社団法人 日本口腔インプラント学会 第42回 近畿・北陸支部学術大会

大会長挨拶

公益社団法人 日本口腔インプラント学会
第42回近畿・北陸支部学術大会
大会長 池邉 一典
大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野


 この度、公益社団法人日本口腔インプラント学会 第42回近畿・北陸支部学術大会を、令和4年12月10日(土)・11日(日)の2日間、千里ライフサイエンスセンターにて開催いたします。

 本大会は、メインテーマに「口腔インプラント治療の温故知新」を掲げさせていただきました。現在、口腔インプラント治療は良好な口腔機能回復とその維持に大きな役割を果たすことが報告されています。これは黎明期から現在に至るまで、脈々と築き上げられてきた様々な臨床とその研究の成果の賜物です。

 そこで特別講演では、「インプラント補綴の過去・現在・未来」と題し、インプラント補綴治療に長く関わってこられた大阪大学大学院歯学研究科 有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野 名誉教授の前田芳信先生に、これまでの変遷とこれから求められる補綴治療についてご講演いただきます。また、シンポジウムでは口腔腫瘍術後患者へのインプラント治療の現在地について、口腔外科の立場から大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔腫瘍学分野 教授の鵜沢成一先生に、補綴歯科の立場より大阪大学大学院歯学研究科 有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野 准教授の和田誠大先生にご講演いただきます。
 さらには、支部学術大会での新たな試みとして、若手演者による症例検討会を企画しております。大学所属および臨床家の先生方を交え、活発な議論を目指したいと思います。

 これら以外にも、例年通り、市民公開講座、専門医教育講座、専門歯科衛生士教育講座、専門歯科技工士教育講座、一般口演およびポスター発表につきましても、鋭意準備を進めております。

 なお、新型コロナウイルス感染症の状況によっては、開催形式を変更せざるを得ない場合がありますことをご理解賜りますと幸いです。
本大会が会員の皆様にとって充実したものとなるよう努力してまいりますので、ぜひ多数の会員の皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。